2月に開催した大阪でのレッスンと東京での模擬試験。
気づいたこと、残りの期間でレッスンしてもらいたいことを改めてまとめてみました。
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大阪では、バレエ・ジャズ・新曲・面接のレッスンを。
正しい5番のポジションを学んで、立ち姿がスッキリ綺麗になりました。
踊る前の足のポジションは意外と見られていますので、最初と最後だけでも完璧な5番を目指しましょう!
模擬試験を見て思ったのですが、初めの5番でどのくらいバレエが踊れるのか分かります。最初の5番から、振りだと思って下さい。
また、「音を待つ」というのが苦手な人が多いなと感じます。音と合っていないので踊っていて気持ち悪くないのかな?と思うのですが、本人はお構いなし…勿論これ減点です。
先生が「間違っている」と指摘してくれているのですから、先生や合っている人の踊りを観察する「観察力」をつけてください。「観察力」があるのとないのでは、踊りの上達のスピードが全然違います。
受験生同士でも「この人のここが凄い。良い」というのは、どんどん盗んでくださいね。
ジャズは、後ろを向いているときの目線の位置や、表現力を磨くレッスンをしました。
半分に別れてお互いの振りを見ると、やっているつもりだけど、全然足りていないということが分かったようです。
こちらもバレエと同じで、自分の世界だけでレッスンせず、人の踊りを見て勉強してください。他の受験生が言われていることは、自分にも当てはまると思って聞いてくださいね。
新曲は…とにかく落ち着いてやりましょう。焦ってテンポが速くなってしまうと、間違えたり、何度も歌い直すことにもなってしまいます。
一呼吸して、ゆっくり始めてください。
新曲は、前半より後半のほうが難しい傾向があります。
練習では、譜面をもらったらまず難しい小節から読む。又は、2段目から読む。その後、1小節目から読んでいきましょう。
歌うときは、自信がなくても蚊の鳴くような声は出さないようにしましょうね。それに、1小節目は絶対に間違えないでください。
模擬試験では、与えられた振りを忘れてしまったり、力を発揮できなかった人が多かったと思います。2人ずつで、みんなが自分に注目しているし、鏡もないので不安になるのも分かります。
でも、本番はもっと沢山審査員がいて、ピリッとした空気のなかで踊るので、もっと図太い神経があるといいなと思いました。
また、ほとんどの人は、初めて見た振りはなかったと思います。本番も、人によって踊るまでの時間は違いますが、1回で振りを覚えるくらいの気合いで臨んでください。
踊りは、難しい振りだけが見せ場なのではなく、簡単な振りでも見せ場になることを知っていてください。レッスンにきてくれた受験生にはお伝えしましたが、実は、ここが「宝塚受験の最大の特徴で最大のポイント」なのです。
今回、悔しい!と思った人は、その気持ちを起爆剤にしてレッスンに励んでください。
面接では、やはり瞳がチラチラ動くのが気になるのと、声をもっと大きく出してほしいです。また、背中(後ろ姿)や座っている姿勢が、気を抜くとすぐに汚くなってしまいます。レッスンは1時間から長くても1時間半くらいなので、レッスン中は一度も気を抜かないという意識を持っていただければと思います。
ダンスも面接も、みんな本当に努力していて、この何ヵ月かで確かな成長が感じられます。
でも、審査員は昔のあなたを知らないので、今のあなたが全てなのです。
うっかりミスは絶対になくして、見せ場を作り、悔いのないように残りの時間を過ごしましょう!