「声」は感情を表す最大の道具です。1次試験は、決められた事項を読み上げる面接のみ。ここで、立ち姿や笑顔が良くても、声が残念であれば面接官は顔をあげてくれません。緊張のあまり声が裏返ってしまっては後悔しきれないでしょう。
声は楽器です。正しい方法で演奏しなければ美しい音は出ません。ここでは、私の今の本業であるアナウンサーの経験を生かして、声美人になる方法をご紹介します。
通る声を出そう
声が通らない方は、声が小さい又は、声を出す圧力が弱いと考えられます。声は訓練で、強く明るい声が出るようになります。まずは、喉からではなくお腹を使った発声をこころがけましょう。
最初に鼻から息を吸います。この時、お腹が膨らんでいる事を確認してください。続いて、ゆっくりと息を吐いていきます。この時、お腹がへこんでいくことを意識しましょう。これが腹式呼吸です。
呼吸に慣れてきたら、息を吐くときに「HA〜」と声をのせてみましょう。あくびをするような大きな口を開けながらすると効果的です。
次は、声を支える為の筋力を鍛えます。いい声を出す事が出来る人でも、声がひっくり返りやすいと、声を出す事が怖くなってしまいます。
先ほどのお腹を使って、今度は短く「HA・HA・HA」とリズム良く声をのせてみましょう。声を出している時、お腹は出たり引っ込んだりしているはずです。
慣れたら次のステップ「HA・HA・HA」と声をのせていたところに「あ・え・い・う・え・お・あ・お」と声をだしていきます。「わ行」まで行いますが、初めは無理せず練習してください。
次に遠くに声をとばしてみましょう。壁の向こうに向かって「ヤッホー」と叫んでみましょう。この時、声が弧を描くイメージを持って下さい。
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