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2017.06.11
皆さんは、バレエや声楽にかけている時間は、1日何時間くらいでしょうか。学校帰りにバレエに行ったとして3時間。
声楽は1回1時間くらいでしょうか。
受験時に中学卒業、あるいは高等学校卒業又は、高等学校在学中の方。
(通信制高等学校在学中で年間所定単位習得見込者は含みます。但し、専修学校、各種学校は含みません。)
専修学校のうち、大学入学資格を付与された高等過程在学者は応募資格があります。
容姿端麗で、卒業後、宝塚歌劇団生徒として舞台人に適する方。
第1次試験:面接
第2次試験:面接・歌唱・舞踊
第3次試験:面接・健康診断
第1次試験受験料 10,000円(税込)
第2次試験受験料 20,000円(税込・第3次試験も含む)
①面接では、容姿、口跡、動作、態度、華やかさ等、宝塚歌劇の舞台への適性を審査します。
②歌唱試験では、課題曲の歌唱により、声量、声質、音程等を審査します。
③舞踊試験では、リズム感など基本的な運動機能や柔軟性、ならびに洋舞の適性等を審査します。課題は、当日試験場において本校生徒が模範演技を示します。
※次回、2019年度(来年度)入試用の願書発売は、11月13日(火)~2月1日(木)となっています。
2009年から宝塚音楽学校の試験は、試験方法が変わり、面接を重視するようになりました。今まで、バレエや声楽の経験が少なく、受験を諦めてしまっていた人にもチャンスが与えられ、合格の可能性が広がりました。
言い換えると、面接で自分をアピールすることができなければ、どんなに歌や踊りに自信があっても、披露する前に不合格になってしまいます。
宝塚音楽学校の1次試験は、30秒の面接のみで1000人から400人にしぼられる、独特かつ厳しい試験です。その僅か30秒で与える第一印象が、非常に重要なポイントになってきます。
では、その30秒で試験官は何を見ているのでしょうか。よく、合格する人はオーラやキラキラ感があるなどと言われますが、そのオーラやキラキラ感を出すにはどうしたらよいのでしょうか。それは、もともと持っているものだからと諦めてはいませんか?
もちろん、何も意識しなくても輝いている人もいますが、ほとんどの人は、努力した結果、オーラやキラキラ感が後から付いてくるのです。
それは、姿勢や目力、声の出し方など。努力が表に表れるのは、バレエや声楽だけではないのです。
例えば、私の昔の写真を見ると、どれも目は細く、瞼が半開きのものばかり。いつでも眩しそうな顔をしていました。私の目は、そういう目だと思い込んでいました。
今回このブログを立ち上げるにあたって、実家にある昔の写真を母に送ってもらおうとしたところ「目が開いている写真がない」という悲しい返事が返ってくるくらいです。笑
私は中学3年生になってから、10ヶ月間、月1で受験スクールに通っていましたので、10月頃に入学願書の写真を撮り、受験スクールの先生に見てもらいました。すると、これでは、目力も目の輝きもないと「目を開く方法」を教えてもらいました。願書の写真は、日にちを開けて2回撮りなさいと言われていましたので、1ヶ月後の撮影の日まで、先生に教えていただいたことを毎日行いました。それは、難しいことではなく、1回に1分もかからない簡単な方法でした。
今でこそ、「瞳ゆゆ」という名前を、皆さんに「合ってるよねー!」と言っていただいていますが、当時の私のままだと、完全に名前負けです。笑
このように、実は簡単に出来ることなのに、方法を知らないということも多いのです。
「Grant sienne」では、私たちが実際に経験したことや、宝塚OGのネットワークを基に、受験情報やノウハウはもちろん、受験生やご家族に寄り添ったコンテンツを提供していきたいと考えています。
皆さんは、バレエや声楽にかけている時間は、1日何時間くらいでしょうか。学校帰りにバレエに行ったとして3時間。声楽は1回1時間くらいでしょうか。
こうして見ると、レッスンを受けている時間より受けていない時間のほうが圧倒的に長い事に気づきます。この時間を何も考えずに過ごしてしまうと非常にもったいないですよね。
地方受験生はあまり想像できないかもしれませんが、関東・関西地区では、宝塚音楽学校受験生というだけで、すでに周りから注目されています。お団子又はリーゼントで歩いている集団は、一目で受験生と分かります。
宝塚ファンはもちろん、劇団生や音楽学校、劇団の先生方からも見られているため、自然と意識が高まり、姿勢や自分のあり方など受験に役立っているのです。
では、そのような環境にいない受験生はどうしたらいいのか。今すぐ実践して頂きたい、レッスン中以外のレッスンを少しだけご紹介します。
これは、通学の電車やバスでやってみてください。片足に体重をのせると、体のバランスが崩れる原因になります。面接では、体が歪んでいないかということもチェック項目なので、普段から両足に均等に体重をかけ、まっすぐ立つようにしましょう。
また、足を組むと骨盤が歪んでしまうため、足が開かないように膝同士をくっつけて座りましょう。内側の筋肉を使うため、これだけで脚痩せの効果も期待できます。
面接の練習だと思って笑顔でハキハキとを心がけましょう。しかし、これを恥ずかしくてできない、、、という人もいるかもしれません。抵抗がある場合は、家族への挨拶から始めてみてもいいかもしれません。朝一番に「おはよう!」と元気よく声にだすことを日課にしてみてください。
そして次に、受験を知っているバレエや声楽の先生への挨拶にステップアップしましょう。少しでも多くの人を巻き込んで練習の場を広げていきましょう。
受験スクールでは、教室に入るときに「お早うございます」。レッスン中の「お願いします。有難うございました。よろしくお願いします」は当たり前のように皆大きな声で言っています。これだけでも、声の小さかった人は大きく。不安定だった声も自然と張りのある安定感のある声になっていくのです。
最後まで自信を持って、モチベーションの高いまま試験に臨む事が出来れば理想的ですが、一生懸命にレッスンをすればするほど、落ち込んでしまうことも、1度や2度あると思います。
私は、受験前の10月頃に新曲ができず、強く怒られたことがきっかけで、軽いうつ状態になってしまったことがあります。
これは私の“一人で何でも頑張ってしまう。泣き言は言わない。誰にも迷惑をかけたくない”という性格が原因だったと思っています。うつ状態になっても、自分では何が原因だか分かっていたのに、周りにも、親にも打ち明ける事ができませんでした。
しかしカウンセリングを受け、1つ1つ言葉に出せるようになると、涙と一緒に抱え込んでいたものが流れ出たようです。
みなさんも、悩みや愚痴を吐ける相手を見つけて、抱え込まず、こまめに吐き出してストレスをためないようにしてください。
また、周りと比較して自分の方が劣っていると感じた時、悲観せずに、なぜその人がうまく見えるのか研究してください。プリクラやSNSに載せる写真を撮る時、自分が可愛く写る角度を知っている人は多いと思います。それと同じように、ダンスや歌も、自分だけのうまく見せる角度があるはずです。
そして、どんな小さなことでも、今までできなかったことができたら、自分を褒めてあげてください。そうすることで、少しずつ自分に自信をつけることができ、受験時には大きな自信に変わっているはずです。
面接は1人ずつ立って行われます。30秒とはいえ、色んな角度から見られていますのでスタイルは重要です。まずは、自分の体に自信をもてるようになるまでダイエットをしてください。
はじめにダイエットを挙げるのは、健康的に、計画的に痩せてほしいからです。直前に無理をしてダイエットをすると、体調を崩してしまいますので、半年から1年かけて痩せましょう。
受験当日まで、毎日体重計に乗り、毎日鏡の前に立って、自分の体形確認をしてください。因に、私の受験時の身長体重は、162cm 42kgでした。
余談ですが、私は受験スクールの先生に「電車がすいている時は、端の席ではなく真ん中に座りなさい(横1列の座席の場合)あまり席があいていないのなら立っていなさい」と教えられたことを覚えています。
自ら目立つ位置に身をおく事で、見られている緊張感をもちなさいという意味だったと解釈しています。