皆さんから寄せられた「願書写真」のご相談の中から、相談件数の多いもの、共有したいものをまとめてみました。願書撮影の参考になさってください。
【背景の色】
Q. 白いワンピースで撮影しようと考えていますが、その場合背景は、グレーなど色をつけたほうがいいのでしょうか
A. 願書写真の背景ですが、白が爽やかに見えて良いです。
娘役志望の受験生は白いワンピースで写真を撮る人も多いので、その場合はどうなのだろうとカメラマンに聞いたところ、白いワンピースでも白い背景で
撮影したほうが清潔感があり綺麗に見えるそうです。背景の色によっては、全身写真では足だけ白く浮き上がり強調されて見えたり暗い印象になってしまうこともあるので、背景に色をつけたい場合には注意しましょう。
【服装】
Q. 服装は何がいいでしょうか
A. 服装は、レオタードや洋服、制服など特に決まりはありません。しかし願書撮影会の様子を見ていると、制服はメリハリがなく体を隠してしまうため、スタイルがいいのにもったいないなと感じることがあります。制服で撮られる場合は、レオタードとセットで撮影して、見比べて決めることを
おすすめします。
また、全身写真で、足長効果を狙うため高いヒールを履く場合は、靴のヒールは見えない方がいいです。足を横に流すと軸足のヒールが丸見えですので、
前の足の踝が後ろの足の土踏まずに当たるように立つなど、ヒールの目立たない立ち方を研究しましょう。
【髪型】
Q. どんな髪型で撮影したらいいでしょうか
A. レオタードで撮影の場合の髪型は、お団子かリーゼントをおすすめしています。
制服の場合、長袖で首がつまっている形だったりするので、顔写真の5×5のサイズで髪を下ろしていると圧迫感があります。前髪は上げるか横にまとめ、後ろ髪は下ろしていても耳は出すなどしてください。もちろんお団子やリーゼントもOKです。
Q. お団子で、引っ詰めか編み込みで悩んでいます。どちらがいいでしょうか。
A. 何か隠したい所がある(私の場合、中央に高さがあるので左右に高さを出したい)場合は編み込みのほうがいいかもしれませんが、
特に何もないということでしたら、好きな方、または慣れている方でいいと思います。
撮影会だけ髪型を変えるとしっくりこなかったり、印象が変わってしまう場合もあるので、変える場合はしっかり練習をして撮影に臨んでください。
【ポーズ】
Q. どんなポーズをとればいいでしょうか
A. 服装、身長、体型によって違いますし、強みを生かすのかコンプレックスを隠すのかでも変わってきます。
例えば、身長が低くて大きく見せたい場合、レオタードでの撮影であれば腕をあげるバレエのポーズで目線を上に集めることでカバーできます。
バレエのポーズをとる場合は、手先、足先までしっかり意識してください。身長の高い方は、腕を上げてポーズをとると非常に縦長になり人物が
小さくなりすぎてしまうのでおすすめしません。
レオタードの撮影だと、足を長く見せるために足は斜め前に出し、体は前に向くようにねじる。そうすると、足は長くウエストは細く写ります。
制服だと、あまりパターンは多くないのかなと思います。手は、縦長を意識されるのであれば横に下ろしてもいいですし、そうでなければお腹の前で
組んでも良いです。前で組む場合は手の位置を上下させてみてちょうど良い位置を探して下さい。制服のサイズが大きい方は、前から見えないように
ウエストや腕をクリップで留めて細くみせるのも技です。
また、最近は、元気なポーズも流行っているそうです。自分の個性のでるポーズを探してみるのもいいかもしれませんね。