「バレエや声楽など、自分のレベルが、宝塚のレベルに追いつけていないと感じて不安になってしまいます」
「私はこのままで合格出来るのかと、常に、宝塚に合格したいが為に自分を苦しめてしまい、不安になってしまいます」というご相談をいただきました。
自分に「もっともっと!」とムチをうつことができる方は、大変努力家で、常にご自身に満足せず課題をもたれている、
ハングリー精神の強い方だと思います。
しかし、自分を追い込みすぎて自信を失ってしまっては、折角努力して身につけたパフォーマンスを発揮することができません。
受験でのバレエや声楽のレベルについてですが、バレエや声楽の上手い順で宝塚に合格するわけではありません。
楽しそうに踊っていたり、宝塚に入りたいという気持ちを全面に出して踊っていたほうが、審査員の気持ちを動かすと思います。
ピルエット2回転できたら、自分を誉めてあげる。先週よりも足が高く上げられるようになったら、自分を誉めてあげる。など、努力家の皆さんなら、
確実に1歩ずつ成長していると思いますので、成長している自分を認めてあげて下さいね。
また、2回目以降の受験の場合、審査員は、意外と受験生のことを覚えているものです。次の試験では、審査員に「私、これだけ成長しました!」と、
胸を張って臨んで下さい。
不安になることも1度や2度あると思います。不安になったり落ち込んでしまったときは、大好きなDVDや舞台を見てリラックス。
そして、この舞台に立つんだ!という、前向きな希望を持って日々過ごしていただければと思います。