[宝塚OGインタビュー] 冴華りおなさん①

今年退団したばかりの冴華(さえばな)りおなさん[94期花組男役]に、今まで聞いたことのなかった受験までのエピソードや、受験生に向けてのメッセージを聞いてきました。

——————————————

瞳 宝塚を目指したきっかけは何だったの?
冴華 中学生のときダンス部に入っていて、3年生の時に、学校の文化祭で「ベルサイユのばら」をやることになったんです。でも私、宝塚を見たことがなくて。笑 夏の合宿で初めて見ました。それからハマって、色んなビデオを見ましたね。

12月に、初めて劇場に行って、雪組の「Romance de Paris」を見た時に、宝塚に入りたいと思いました。本当はすぐに目指したかったんですけど、中学校受験をして大学まである学校だったので、親も安心していたし、反対されるのが怖くて、なかなか本音で話せませんでした。

瞳 じゃあ、いつ受けたいって言ったの?
冴華 高校2年生の冬に、大学の希望の学部を出さないといけないんですけど、私の中では宝塚しか考えていなかったから、希望の学部が書けなくて。笑

これは言わないと、後々後悔すると思って、冬休みくらいに親と真剣に話し合いました。

瞳 冬休みって、結構ギリギリだね。笑
冴華 高校3年生で受けようと思ってたんです。でも、周りの雰囲気も分からずに受験して、最後の受験が終わるのは嫌だったので、どんな感じか知る為に高校2年生で受験しました。

瞳 ダンス部以外は、何か受験に必要な習い事はしていたの?
冴華 何もしていませんでした。笑 なので、受験で棒立ちは困るなと思って、宝塚のプログラムに載っていた「東京アートスクール」に入りました。とにかく、短期間で受験の知識がほしかったんです。願書の提出もギリギリでした。

誰にも受験のことは言っていなかったので、一次試験は東京ではなく宝塚まで行ってこっそりと受験しました。

瞳 試験のできはどうだった?
冴華 課題曲で「サンタルチア」を歌ったのですが、緊張しすぎて、呼吸困難で全然歌えませんでした。ずっと吸っていました。笑

新曲もまだちゃんとレッスンを受けていなかったので、分からないけど進めて、最後だけは、あたかも出来たような感じで終わらせました。来年が本命だったので、来年に向けて、パワーとか審査員の印象に残るように。こういう子いたなって、1年後に成長を感じてもらえたらと思って、キラキラの押し売りをしようと覚悟を決めていました。

バレエは、一緒に踊った子がバレリーナだったので、邪魔だけはしないように気をつけました。最後のポーズも、今考えたら、全然形になってなかったなと。笑 でも、顔だけは決める!みたいな。

あとは、名前はハキハキ言ってましたね。はっきり言って、誰も受かるとは思ってなかったと思いますよ。受かったときは、自分自身「うそー!」と思いました。

瞳 何で受かったと思う?
冴華 面接しかないと思う。あと勢いかな。アピール力なら誰にも負けない!という気合いですね。綺麗にみせるというよりは、思い切りが良かったのかも。

→インタビュー後編はこちら

新着記事

ご質問

キーワード